
HDP(Heat Dominator Paint)とは
耐熱温度の高いセラミック塗料に熱伝導率の低い材料を添加した物を「HDP/ヒートガード塗料」、高い材料を添加した物を「HDP/ヒートリリース塗料」として開発しました。
約100ミクロンという薄い塗膜で優れた効果を発揮するというのが大きな特長です。
断熱型のHDP/ヒートガード塗料、放熱型のHDP/ヒートリリース塗料ともに常乾型(自然乾燥型)のため、金属だけでなく樹脂等にも施工が可能で、しかも焼付乾燥炉などの設備も不要。
現在レース車両に多く採用されており、レーサー自身が走行でその効果を実感し、結果にも表れています。
塗料の開発・製造は株式会社三陽が行っていますが、施工の受付や塗料の販売は株式会社ブレインエンタープライズで行なうことが決定しました。
HeatGuard断熱塗装の方法
エキマニ
HDP 塗装方法① エキマニ前処理 HeatGuard(断熱)
HDP 塗装方法② エキマニ施工 HeatGuard(断熱)
HDP 塗装方法③ エキマニ施工 HeatGuard(断熱)
HeatRelease放熱塗装の方法
ラジエター
HDP 塗装方法① ラジエーターブブラスト施工前処理 HeatRelease(放熱)
HDP 塗装方法② ラジエーターの施工 HeatRelease(放熱)
インタークーラー
HDP 塗装方法① インタークーラー施工 HeatRelease(放熱)
HDP 塗装方法② インタークーラー施工 HeatRelease(放熱)
HDP施工のお申し込み
HDP施工のお申し込みは
施工代理店へ直接依頼をお願いします。
耐熱温度の高いセラミックコーティング基材に
熱伝導率の低い材料を添加し、断熱効果を持たせ、主に放射熱の低減を図る効果
断熱型セラミックコーティング

断熱型セラミックコーティングはエキゾーストパイプ外面や排気ポートなどの高温断熱用のコーティングです。セラミックを主体とするコーティングペースに熱伝導率が低くなるように様々な材料を添加しています。コーティング表面は結晶塗装のような状態になります。エンジンをかけたままでマフラーを触れるほどの断熱効果を発揮します。マフラーに『断熱型セラミックコーティング』を施工することによってマフラー外への熱放射を低減させることが出来ます。余分な熱放射を抑える事で排気ガス温度が上がり、排気ガスの運動エネルギーが上昇し排気効率のアップにつながります。
一方、マニホールドに「断熱型セラミックコーティング』を施工することによってエンジンルーム内の温度が低下し吸気温度が下がりトルクアップ、レスポンスアップを体感できます。また周辺機器への熱害も防ぐことが出来ます。
熱伝導率の高い素材を添加し、走行風等による熱交換を促進させる効果
放熱型セラミックコーティング

放熱型セラミックコーティングは断熱型セラミックコーティングとは対極をなす機能を持ちます。セラミックを主体とするコーティングのベースに熱伝導率が高く比表面積を広げるための材料が添加されています。
内部より積極的に放出される熱を走行風などで冷やします。
これも結晶塗装のような表面になりますが、このザラザラな表面で表面積を増やしています。
インタークーラーに施工した事例では吸気温度が32℃から25℃に低下した事例も。走行風による熱交換がより促進されているのがよくわかる事例です。

断熱型&放熱型セラミックコーティングを施工するのに必要な機材


断熱型&放熱型セラミックコーティングを施工するのに必要な機材
①脱脂
塗装作業と同様にアセトンやシンナーもしくは脱脂剤などで脱脂作業を行ってください。
②下処理
サンドブラストによるブラスト作業を行ってください。
素材にもよりますがアルミナでのサンドブラスト処理をすることをお勧めします。
アルミナの80番程度を使用してください。
塗装面全面にサンドブラスト作業をしてください。
サンドブラスト作業がしっかりできていないと剥がれる可能性が生じます。
③塗装
口径の大きな(推奨の口径1.0~1.3)の塗装ガンを使用し塗装してください。
口径の小さなガンで塗装しようとすると断熱型&放熱型セラミックコーティングに含まれる断熱材料や放熱材量がガン先に詰まる可能性があります。
薄く3回程度に分けて重ね塗りしてください。
重ね塗りの間隔は10分から15分程度空けて塗装してください。
推奨の塗装膜厚は100ミクロン程度です。
④乾燥
25℃程度の空間で 5日間程度 自然乾燥してください。
焼付炉等で急激に強制乾燥させると剥離の可能性が生じます。
問い合わせ
株式会社ブレインエンタープライズ
TEL: 046-807-6672
mail@braininc.jp